2012年8月2日木曜日

報告

リバティおおさかの灯を消すな全国ネット(リバティネット)結成
  さる7月21日、本設立集会が、リバティホール(大阪人権博物館内)で開かれた。約300人が参加。まず6月19日に急逝された故・中尾建次館長を悼み、黙とうをささげた。
 続いて成山大阪人権博物館理事長が「人権啓発推進法の精神を体現し、子どもたちは市民の生きる力の源となりうる施設と自負している。補助金の存続を要望するとともに、政治に影響されない人権博物館としての自力をつけることも視野にがんばっていくことが故・中尾館長の思いに応える道だと信じている」とあいさつ。共同代表の石元清英(関西大教授)が主催者を代表し「大阪はさまざまな取り組みによって人権文化をつくり上げてきた。リバティおおさかもその一つだ。その灯を消さず補助金存続を来年も再来年も続けられることを故・中尾館長に報告できる闘いをしたい」と訴えた。来賓として中能勢町町長が大阪府町村会長を代表して、橋下市長、松井知事が大阪人権博物館への補助金を切ろうとしているときに「あれほどいつもは人権問題が大切と言っている各首長の出席がない。怒りを覚える。これからも支援する」と表明。
 赤井リバティネット事務局長が設立の経過と行動提起をおこなった。(後述)
 その後、呼びかけ人・賛同人の中から北口末廣(部落解放同盟大阪府連委員長)、組坂繁之(部落解放同盟中央本部委員長)、旭堂南陵(講談師)、寺木伸明(桃山学院大学特任教授)上杉孝實〈京都大学名誉教授〉、塩安九十九(G-front関西)の6人からアピールがあった。
  最後ゲストスピーカーとして湯浅誠(反貧困ネットワーク代表、ABID代表)が演壇に立ち、「人と人をつなぐ新たな運動を秋から大阪で起こす準備をしている。大阪人権博物館が目指すものと、それはひとつだ。私も一緒に闘います」と訴えた。 
 集会宣言文を米田事務局次長が朗読し、最後に花井十伍共同代表(大阪HIV薬害訴訟原告代表)が「世界で人権は未完成だが普遍的で最も価値ある概念。それを可視化しようとするのがリバティおおさかであり、世界に誇れるものだ。全体で支援していこう」と訴え閉会した。
 ※結成集会内での発言者の発言内容は、随時公式ブログで公開します。
赤井事務局長経過報告と行動提起
 ① 橋下市長が知事時代に展示替えさせ、承認したものを4月20日の知事との視察でいきなり「自分の意に沿わない」と一方的な補助金打ちきりだった。
 ② 7月で補助金打ち切りの方針だったが、副知事などの補助金継続の働きかけなどに押される格好で年度末までの20.5%カットの補助金をつけると決定された。ただし来年度はない。
 ③ 今後は、リバティおおさか支援の課題
1) 20.5%カットの補助金不足分を埋めるカンパ活動
2) 来年度以降の補助金継続要請行動(署名など)
3) リバティおおさかの積極的活用(60,000人入館者達成)
4) リバティおおさかのプログラム(出前授業、出張講座)の活用
5) リバティネット独自の企画によりリバティおおさか活用。

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